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管理物件に防災備蓄品を用意、周辺企業に提供へ

「THE SOKO錦町」内観
一人分を防災備蓄品をナップザックに収納

 安田不動産(株)は25日、防災備蓄品を共同保有する仕組み「あんしんストック」を提供する(株)Laspy(東京都千代田区、代表取締役社長:薮原拓人氏)と連携し、オフィステナント向けの防災備蓄サービス「THE SOKO錦町」の提供を開始したと発表。

 同社が手掛ける神田錦町エリアのエリアマネジメントの取り組みの一環。同エリアに所在する管理ビルの地下1階に、サービス運営者であるLaspyが「THE SOKO錦町」専用倉庫スペースを開設。このスペース内のロッカーに防災備蓄品を用意し、有事の際は、エリア内のオフィスビルのテナント向けに提供する。備蓄品は3日分の食糧、水、簡易トイレ、ブランケット。賞味期限や棚卸等の管理、備蓄入れ替え等もLaspyが担う。

 これによりテナントは、自社の業務スペースを使用することなく防災備蓄品を用意でき、かつ疎かになりがちな長期保存食の管理に悩まされることもなくなる。

 なお、備蓄食品は、賞味期限終了の6ヵ月前頃に、こども食堂やひとり親支援団体、フードバンクなど物資を必要とする団体に寄付。フードロス削減にもつなげる。


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