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首都圏既存戸建て価格、前年比6%上昇

 (株)東京カンテイは8日、2023年5月の主要都市圏・主要都市における中古(既存)一戸建て住宅の価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内で、土地・建物とも所有権の物件。

 首都圏の平均価格は3,937万円(前月比6.1%上昇)と反転上昇した。東京都は6,057万円(同1.0%下落)と再び下落。平均築年はマイナス0.6年だったが、23区内の高額事例数が前月より減少したことが平均価格を押し下げる結果となった。東京都以外は軒並み反転上昇し、神奈川県は4,283万円(同3.9%上昇)、千葉県は2,836万円(同9.2%上昇)、埼玉県は2,941万円(同10.7%上昇)だった。

 近畿圏は2,728万円(同0.3%上昇)と、2ヵ月連続の上昇となった。都県別では、大阪府が2,988万円(同1.5%下落)と反転下落。兵庫県は2,802万円(同7.1%上昇)と3ヵ月連続の下落から上昇に転じた。京都府は3,007万円(同14.2%下落)と大きく反転下落した。

 中部圏は2,531万円(同1.8%上昇)と2ヵ月連続で上昇。愛知県は3,105万円(同0.3%上昇)と再び上昇した。

 宮城県は2,475万円(同0.3%上昇)と4ヵ月連続の下落から上昇に転じた。福岡県は2,227万円(同7.4%下落)と2ヵ月連続で下落した。


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