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東急不、MITの産学連携プログラムに参加

 東急不動産(株)は14日、マサチューセッツ工科大学(以下、「MIT」)の産学連携プログラム「Industrial Liaison Program」(以下、「ILP」)に、日本の総合不動産ディベロッパーとして初めて本格的に参加すると発表した。

 MIT ILPは、民間企業とMITの総合的な連携の窓口で、会員企業の興味・課題に応じたMITのリソース(教授陣、調査研究、関連スタートアップ等)の提供を通じて、産学双方に有益な成果を生み出すことを目的としている。

 同社は、国内外のスタートアップの集積を通じた「広域渋谷圏」(「渋谷」駅を中心とした半径2.5km)の価値向上を目指して、シリコンバレーを拠点とする「Plug and Play社」との共創、スタートアップ向けスモールオフィス「GUILD」の展開、グローバルスタートアップ育成機関「シブヤスタートアップス(株)」の設立等を手掛けてきた。

 今回、新たにMIT ILPに参加することで、広域渋谷圏におけるスタートアップ支援をを加速。「渋谷」を世界的なスタートアップの集積地とし、エリアのさらなる価値向上を目指す。また、同社の重点課題である「環境」を主なテーマに、さまざまな取り組みも検討していく。

 両社連携による初回イベントとして、10月5日にはMIT ILPが主催する「MIT Startup Showcase in Tokyo」を、東急不動産が運営する「東京ポートシティ竹芝」(東京都港区)で開催する。


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