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「くらしのサス活」、新たに2社が参画/三井不レジ

「くらしのサス活」参加者にはJリーグの観戦チケット等さまざまな特典・体験を提供する

 三井不動産レジデンシャル(株)、東京電力エナジーパートナー(株)、(株)ファミリーネット・ジャパンは23日、脱炭素活動「くらしのサス活」に、新たに東京ガス(株)および(株)三井住友銀行が参画したと発表した。

 「くらしのサス活」は、暮らしにおける脱炭素活動への参加を提案し、参加者に魅力的な特典等を用意することで、脱炭素活動を後押しする取り組み。2021年度の日本におけるCO2排出量の約15%が家庭部門からの排出であり、住居での排出量削減が不可欠であるにもかかわらず、居住者の視点では「具体的に何をすればよいのか分からない」等といった課題がある。これを踏まえ、22年12月より同取り組みをスタートした。

 今回、東京ガスが新たに参画することで、電気に加え、ガスに関する脱炭素活動の推奨・提案を強化。ガス関連の脱炭素活動のリスト化や、三井不動産レジデンシャルの新築分譲物件における住戸ごとのガス利用量に応じたCO2排出量・削減量を見える化するシステムの開発を推進する。三井住友銀行は、脱炭素関連の事業共創支援や、NPO法人富良野自然塾と連携したCO2をオフセットする植樹プログラムの提供等と通じ、同取り組みのさらなる発展に貢献していく。

 6月23日より、第2弾として「くらしのサス活 2023夏」を開催する。自宅でできる脱炭素活動をまとめた「くらしのサス活リスト」の作成、期間内にリストに記載した脱炭素活動を実践した参加者に対して、スポーツ観戦チケットやミュージカルチケットといった特典・体験の提供等を行なう。

 併せて、三井不動産レジデンシャルは、過去分譲した約24万戸の居住者に対する脱炭素活動の呼び掛けも重要と考え、「くらしのサス活fes」を同時開催。対象マンションの周辺エリアやコミュニティ拠点において、「気化熱」の仕組みを学べる「ウォーターサバゲー」等のイベントを行ない、脱炭素活動への参加意識を醸成していく。


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