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収益不動産販売が堅調/ADW23年12月期2Q

 (株)ADワークスグループは18日、2023年12月期第2四半期決算(連結)の説明会を、オンライン形式で開催した。

 当期(23年1月1日~6月30日)は、売上高191億4,500万円(前年同期比33.4%増)、営業利益13億6,900万円(同70.6%増)、経常利益12億1,900万円(同93.7%増)、当期純利益8億6,400万円(同124.9%増)。増収増益となった。

 主力の収益不動産販売事業が堅調に推移。前期までに蓄えた不動産残高を背景に、国内の販売売上額(11棟・155億8,600万円)・物件仕入額(15棟・147億9,200万円)ともに過去最高値を更新した。「国内収益不動産は前期に引き続き大型化が進行しており、国内保有物件(計38棟)に占める簿価10億円超の割合は半数以上に。営業効率の向上に寄与している」(同社代表取締役社長CEO・田中秀夫氏)。

 ストック型フィービジネス事業については、順調な収益不動産残高の積み上げにより、賃料収入が9億1,000万円に増加。国内全体では22億円を計上した。

 また、新規トピックスについても言及。不動産小口化商品「ARISTO」シリーズの運用総額が120億円になったとした。延べ投資家数は750名超、販売提携パートナー数は400社超。組織改正にも触れ、「持続的かつ長期的な視点での企業価値向上を目指し、サステナビリティ推進室を7月1日付けで新設した」(同氏)とした。環境問題・人権問題等の社会要請への対応を強化、ウェルビーイングを推進していく。併せて、8月1日には北極星PJ推進室を設置。「当社グループならではの人的資本経営の検証・実践を行ない、ステークホルダーとの共創も図る」(同氏)。

 通期については、売上高400億円、経常利益18億7,000万円、当期純利益12億円を見込む。


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