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管理適正評価制度、6月末の登録件数は1,359件

 (一社)マンション管理業協会は18日、2023年度第1四半期における「マンション管理適正評価制度」の登録状況等について公表した。

 同制度は、分譲マンションの管理状況(管理体制、建築・設備、管理組合収支、耐震診断、生活関連など)について、専門家が30項目をチェック。★の6段階で表すことにより、マンションの管理状況を可視化するもの。

 6月末時点での登録件数は1,359件で、初回登録は1,355件、2回目の登録が4件。最も多い登録は「★3」の457件(全体の34%)だった。1,359件のうち、国の「マンション管理計画認定制度」で認定を取得しているマンションは53件。

 都道府県別でみると、東京都が461件(同33.9%)で最多。大阪府163件(同11.9%)、神奈川県147件(同10.8%)と続いた。

 戸数別の登録状況については、50戸未満が全体の57%を占めた。最大戸数は1,253戸、最小戸数は6戸。竣工別では、01~10年竣工のマンションが全体の27%占めトップに。最も築古のマンションは1973年竣工、築浅のマンションは21年竣工だった。階数別のトップは6~10階建て(同44%)。最も階数が高いマンションは59階建て、最も低いマンションは2階建て。

 戸数が多くなるほど「★5」の割合が高くなる傾向で、400戸以上の「★5」の割合は80.6%、50戸未満の割合は14.7%だった。また、築浅になるほど「★5」の割合は高くなるが、1971~80年竣工においても「★5」を獲得したマンションも見られる(同築年割合の1.6%)。

 評価結果についての詳細は、同協会リリースを参照。


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