(株)東京カンテイは7日、2023年8月の主要都市圏・主要都市における中古(既存)一戸建て住宅の価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内で、土地・建物とも所有権の物件。
首都圏の平均価格は3,890万円(前月比0.2%上昇)と連続上昇した。都県別では、東京都6,086万円(同1.7%上昇)と、2ヵ月連続で上昇。神奈川県は4,171万円(同0.2%下落)と3ヵ月連続で下落した。千葉県は2,728万円(同3.0%下落)で反転下落。埼玉県は2,857万円(同1.3%下落)と3ヵ月連続の下落となった。東京都の上昇が首都圏全体の平均値を押し上げたが、その他の地域は下落した。
近畿圏は2,782万円(同2.0%下落)と反転下落した。府県別では、大阪府は3,148万円(同5.2%下落)、兵庫県も2,677万円(同5.0%下落)といずれも反転下落した。京都府は3,451万円(同1.3%上昇)と3ヵ月連続の上昇。
中部圏は2,483万円(同4.1%上昇)と3ヵ月ぶりに上昇。愛知県は3,040万円(同0.9%下落)と下落に転じた。
宮城県は2,625万円(同10.5%下落)と4ヵ月ぶりに反転下落。福岡県は2,183万円(同7.9%下落)と3ヵ月ぶりに下落した。