（株）長谷工コーポレーションは22日、総合地所（株）が手掛ける新築分譲マンション「ルネ江坂 江の木町」（大阪府吹田市、総戸数149戸）において、同社が独自開発した環境配慮型コンクリート「H-BAコンクリート」を建物の基礎・地上躯体・付帯施設に全面採用すると発表した。
同物件は、Osaka Metro御堂筋線・北大阪急行「江坂」駅より徒歩9分に立地。敷地面積約3,419平方メートル、延床面積1万1,198平方メートル、鉄筋コンクリート造地上11階建て。長谷工コーポレーションが設計・施工する。
「H-BAコンクリート」は、普通ポルトランドセメントと高炉セメントB種を併用して製造することで、従来の普通コンクリートに置き換えが可能な汎用性を確保しているほか、コンクリート材料に由来するCO2排出量を普通コンクリートと比較して約20％削減できる。
今回、施工時に使用するコンクリート約7,540立方メートルを「H-BAコンクリート」とすることで、約378t（スギ約2万7,000本が1年間に吸収する量に相当）のCO2排出量の削減効果を見込む。住宅性能表示を用いる分譲マンションへの同コンクリートの採用は、関西地区では初めて。
竣工は2024年12月の予定。