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東京ハイム、省エネ強化した子育て世帯向け商品

「T」シリーズ 外観イメージ

 東京セキスイハイム(株)はこのほど、環境に配慮し子育てを後押しする戸建住宅の新パッケージ「T(Tokyo)」シリーズの販売を開始した。

 東京都は“2030年までに温室効果ガス排出量を2000年比で50%削減する”カーボンハーフを目指しており、環境性能の高い住宅企画の開発および改良等に必要な経費の一部を助成する「環境性能向上支援事業」を実施している。同社はこの取り組みに賛同。同制度を活用し、積水化学工業住宅カンパニーと共同開発したもの。

 独自の屋根システム「e-Hat」を大型化。長い屋根庇で屋根面積を拡大し、PV搭載容量をアップした。モデルプラン(延床面積約109平方メートル)でのPV搭載容量は6.66kWから8.48kWと約3割アップする。HEMS「スマートハイムナビ」と大容量蓄電池「e-PocketGREEN」を標準搭載。一般住宅と比較すると年間光熱費を約26万円削減することができる。

 屋根の大型化によって生まれる広い軒下空間により、室内と屋外を緩やかにつなぐ連続感と開放感、直射日光を低減しつつ室内に風を取り入れるパッシブな「快適さ」を創出。雨に濡れにくい物干しスペース、子供と遊べるスペース、家族や仲間と食事を楽しめる交流スペースとしての利用等を提案していく。

 HEMSとインターフォン、窓センサー等を連携し住居への侵入を防止する独自のIoT防犯システム「セキュナビ」を採用するほか、新たに電動シャッターの開閉操作も外出先からスマホでできるようにするなど、防犯対策を強化した。年間販売目標は500棟。


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