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内幸町の再開発ビルにフィルム型ペロブスカイト太陽電池

 中央日本土地建物(株)など6社は、開発を進めている「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」で建設予定の建物に、フィルム型ペロブスカイト太陽電池(PSC)を採用すると発表した。

 PSCは積水化学工業(株)が開発したもので、「薄い」「軽い」「曲げられる」といった特徴がある。従来の太陽電池は耐荷重や風圧への対応、高額な更新コストといった課題があり、高層ビル等での設置が進んでいなかったが、PSCの特徴を生かした新たな設置方法を考案したことで、技術的・経済的な課題を解決できる見込みとなった。

 設置場所は、建設予定のサウスタワーのスパンドレル部(各階の床と天井の間の防火区画の外壁面)。サウスタワーでの発電容量は定格で1,000kWを計画しており、これを実現すると、世界で初めて「PSCによるメガソーラー発電機能を実装した高層ビル」となる予定。


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