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NTTUD、せんだい都心再構築PJの初弾が竣工

「アーバンネット仙台中央ビル」外観

 NTT都市開発(株)は8日、複合ビル「アーバンネット仙台中央ビル」(仙台市青葉区)を竣工したと発表した。

 震災復興の次なるステージを目指し都心部の機能強化を図る同市の取り組み「せんだい都心再構築プロジェクト」の第1号物件となる複合ビル。地下鉄「仙台」駅徒歩5分に立地。敷地面積約3,073平方メートル、鉄骨造一部鉄筋コンクリート造免震構造地上19階地下1階建て。延床面積約4万2,132平方メートル。建物内で使用される使用電力は全て再生可能エネルギーとし「CASBEE-建築(新築) Sランク」や、「ZEB Ready」(オフィス部分のみ)を取得した。

 オフィスフロアは、仙台駅西側エリアで最大級となる、1,781平方メートルの整形空間を確保。ワーカーズラウンジやテラスを設置することで、ABWの推進を可能とする。

 同社と仙台市による「都心部の活性化に関する連携協定」に基づき、産学官協働のスタートアップ創出支援拠点を開設。同社と仙台市・宮城県・東北大学等が協力してイノベーション創出を目指す。コワーキングスペースやカンファレンス施設等で構成。産官学が一体となりAI・IoT技術に関する共同実証環境を提供するNTT東日本「スマートイノベーションラボ仙台」と連携した取り組みも行なう。

 また、企業PRや地域連携の場となるイベント広場やオープンスペースを設ける。周辺エリアの結節点としてキッチンカーを誘致するなどし、新たな魅力づくりに貢献する。開業は24年3月の予定。

コワーキングスペース


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