（一社）プレハブ建築協会は12日、アルカディア市ヶ谷（東京都千代田区）で新年賀詞交歓会を開催。会員企業役職員や関連団体のトップ、関係省庁職員らが出席した。
冒頭、主催者を代表して同協会会長の堀内容介氏が挨拶。「総合経済対策や税制改正大綱などにおいて予算・税制面でバックアップ策が盛り込まれた。関係者に感謝したい。コロナ禍の3年間を経て、わが国経済は回復基調にあるが、住宅市場に目を向けると資材や地価の高騰を背景に厳しい状況が続いている」などと現状を分析。その上で、「住宅ストックにおいてはまだ十分な耐震性・省エネ性能等に満たないストックが多くみられるなど、課題が山積している。関係各所との連携により、良質な住宅ストック形成やそうした住宅の円滑な流通促進に寄与していきたい。特に、ZEHや長期優良住宅、既存住宅の省エネリフォームといった政策テーマにこれまでも力を入れてきたが、今後は戸建住宅だけでなく低層集合住宅においても目標値を掲げて取り組みを発展させていきたい」などと話した。