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ラサール、尼崎でマルチテナント型物流施設

「(仮称)兵庫尼崎物流センター」外観イメージ

 ラサール不動産投資顧問(株)は12日、同社グループが組成した特定目的会社を通じ、マルチテナント型物流施設「(仮称)兵庫尼崎物流センター」(兵庫県尼崎市)の開発工事に着手した。

 計画地は、敷地面積約3万1,480平方メートル。阪神高速3号神戸線「尼崎西」ICより約1.8km、阪神高速5号湾岸線「尼崎末広」ICより約3kmと、近畿圏および中国・四国方面に向けた広域配送に適した立地。また、阪神電気鉄道本線「出屋敷」駅徒歩約12分、同「尼崎」駅徒歩約19分と、雇用確保の面にも優れる。

 建物は、延床面積約7万8,938平方メートル、鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上5階建て。1階から4階への着車を可能とするランプウェイを採用する。1階には冷蔵対応可能な区画を整備。4・5階は、在庫拠点ニーズにも対応する垂直搬送機3基、荷物用エレベーター3基を備えたメゾネットタイプの賃貸区画で、最大11区画まで分割可能とする。

 また、環境に配慮した施策として、LED照明や人感センサー、節水型衛生器具を導入。SDGsへの取り組みも強化し、CASBEE-建築(新築)のAランクおよびZEB-Readyの取得を予定している。

 竣工は2025年7月を予定。


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