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ESR、eモビリティ普及へトラック会社と協業

 ESR(株)は29日、三菱ふそうトラック・バス(株)、ダイムラー・トラック・ファイナンシャルサービス・アジア(株)とeモビリティ向けのソリューションの検討・実施について基本合意書を締結したと発表した。締結日は19日。

 合意書では、国内の首都圏を中心とするESRの物流施設にFUSOブランドの商用車(トラック、バス)のZEV(ゼロエミッション車両)向けのグリーン充電網の整備、カーボンニュートラルな物流の促進に向けたESRの国内物流施設の活用についての共同検討、FUSOのZEVへの再生可能エネルギー供給の実現に向けた戦略・商業モデルの立案、FUSOのZEVのバッテリー、2次利用バッテリーをESRの物流施設で活用するための戦略の検討、ESRグループのアジア太平洋地域の脱炭素化貢献、の5つについて重点を置いた取り組みを進めることを定めている。

 最初の取り組みとして、2024年から、千葉県から神奈川県にかけての首都圏湾岸エリアに所在するESRの物流施設に、三菱ふそうのEVトラック「eCanter」向けの急速充電設備を順次設置。充電には主にESRの物流施設の屋上に設置した太陽光発電設備で発電したグリーン電力を活用する。さらに「eCanter」の充電中には、ESRの物流施設内のラウンジやシャワーなどのアメニティ施設をEVトラックドライバーにも開放。充電を待つ時間を休息に活用できるサービスを提供していく計画で、4月1日に施行される改善基準告示に定められるドライバーの休憩時間確保もサポートしていく。


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