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広島県庁舎敷地内で商業施設と芝生広場を整備

建設予定の建物外観イメージ

 NTT都市開発(株)は11日、同社を代表法人とする事業者グループ「MOTOMACHI CONNECT」(※)が、広島県庁舎敷地内(広島市中区)で、商業施設と芝生広場の工事に着手すると発表した。

 同グループは、広島県が実施した「広島県庁舎敷地有効活用事業」企画提案公募で、2023年3月に事業運営予定者に選定。商業施設、芝生広場、駐車場の整備・運営を行なっていく。

 広島電鉄「紙屋町東」電停から徒歩3分、アストラムライン「県庁前」駅から徒歩2分に立地。敷地面積2,814.61平方メートル。木造平屋建てのA棟(延床面積約225平方メートル)とB棟(同約364平方メートル)を建設する。
 隣接した広域のエリア整備をするNTT都市開発と協働し、広島県庁の街区内を公園のように回遊性の高い場として再生。その中にピロティやテラス、木造空間をつくり、飲食や物販店を設置し、行政街区全体を開かれた場にしていく。

 商業施設の間を南北に通る「ひろしまこみち(仮称)」を整備し、芝生広場と県庁の森とをつなぎ、商業施設と県庁利用者が自由に使えるスペースを設置。人々の流れやにぎわいを連続させ、エリア全体の回遊性を促進する。建物は、「延焼防止建築物」として設計し、広島県産材を一部に活用。目に触れる場所に多く木材を取り入れ居心地の良さや脱炭素社会の実現に貢献する。

 開業は25年春の予定。

(※)代表法人:NTT都市開発、構成法人:NTTアーバンバリューサポート(株)、デイ・ナイト(株)、日本駐車場開発(株)、アマノマネジメントサービス(株)


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