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「不動産協会賞」受賞3作品の表彰式を開催

第14回「不動産協会賞」の表彰式で、記念撮影に応じる受賞者と選考委員。前列一番左が吉田淳一氏

 (一社)不動産協会は15日、このほど決定した第14回「不動産協会賞」受賞3作品の表彰式を、オークラ東京(東京都港区)で開催した。

 不動産協会賞は、社会貢献活動の一環として2009年度にスタート。日本経済や国民生活に関する著作物の中から、不動産業界が直面している課題についての理解を深める助けになるものを表彰する。対象となるジャンルは、「都市再生」「エリアマネジメント」「豊かな住生活の実現」「防災・レジリエンス」「脱炭素」「少子高齢化」「働き方改革」など。

 今回受賞したのは、徳島県神山町の地域再生とイノベーションを描いた『神山:地域再生の教科書』(篠原 匡著、ダイヤモンド社)、経営の視点とデータの活用で住民がウェルビーイングの高い暮らしを営むまちになるための方策を記した『未来をつくるパーパス都市経営:健康、交通、観光、防災……新たなビジネスを生み、ウェルビーイングを高める方法』(西岡満代著、日経BP)、所有者不明土地を中心とする土地問題の解決策を提示した『土地所有を考える:所有者不明土地立法の理解を深めるために』(松尾 弘著、日本評論社)。

 表彰式で挨拶した同協会理事長の吉田淳一氏は「14回目ということで、長い歴史の中、時代に求められた情報をしっかりと記した著作が選ばれている。協会としても、いろいろと示唆いただいたものをきちんと情報発信して、これからの社会課題の解決にうまくつなげていきたい」と述べた。

第14回「不動産協会賞」を受賞した3作品


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