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MM21の大規模複合開発が竣工/大林組他

「横浜シンフォステージ」外観

 (株)大林組など5社(※)は16日、共同で開発してきた複合施設「横浜シンフォステージ」(横浜市西区)が3月31日に竣工したと発表した。

 「みなとみらい21中央地区53街区開発事業」として進められてきた。みなとみらい線「新高島」駅徒歩1分、JR他「横浜」駅徒歩8分で敷地面積は2万620.58平方メートル。

 「ウエスタワー」と「イーストタワー」の2棟で構成し、総延床面積は18万2,937.70平方メートル。
 ウエストタワーは地上30階地下1階建ての高さ約158m。基準階面積約3,360平方メートルで、5~24階にオフィスを配置。低層部にはヤマハの体験型ブランドショップ等、高層部には「京急EXホテルみなとみらい横浜」(総室数150室)が開業する。
 イーストタワーは、基準階面積2,860平方メートルで、企業の本社や研究開発拠点としての利用を想定しており、低層部には店舗やオープンイノベーションスペースを設置した。5~15階はオフィスで、16階には屋上テラスを設ける。オープンイノベーションスペースは、コワーキング91席やシェアオフィス13室等で構成しており、「居心地の良い空間で人と人がつながり、連鎖反応を起こす場所」をコンセプトに運営していく。

 また街区内には広場状空地を設け、来街者やオフィスワーカーの憩いや交流の場として利用してもらう。カーボンニュートラルを目指す取り組みにも力を入れており、さまざまな環境配慮技術を導入。BELSの建物全体評価で最高ランクの★5、オフィス部分ではZEB Ready認証を取得するなど、各種の環境認証も得ている。

 今後、5月9日にオープンイノベーションオフィスが、6月初旬にヤマハのブランドショップ、6月24日に京急EXホテルが開業する予定。

※大林組、京浜急行電鉄(株)、日鉄興和不動産(株)、ヤマハ(株)、みなとみらい53EAST合同会社


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