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細田工務店、長谷工と高遮音床構造を共同開発

 (株)細田工務店は22日、(株)長谷工コーポレーションと共同で、木造在来軸組工法の集合住宅の高遮音床構造「プレミア45」を開発したと発表した。

 今回開発した高遮音床構造は、「遮音フロア」「木質系セメント板」「ロックウール吸音板」を組み合わせた床構成。ロックウール吸音板の浮き床効果で、上階からの重量床衝撃音及び軽量床衝撃音を低減。「重量床衝撃音減衰ダンパー」を床組み直下に設置することで特定の周波数を減衰、高い遮音性能を実現する。

 (一財)建材試験センターでの性能試験で、「プレミア45」では重量床衝撃音性能で「LH-45」、軽量床衝撃音性能では「LL-40」を確認した。また、同時に開発した「スタンダード50」でも、重量床衝撃音性能「LH-50」、軽量床衝撃音性能「LL-40」を確認している。

 細田工務店では、4月から販売する木造在来軸組工法の集合住宅について、「スタンダード50」を標準仕様とし、「プレミア45」をオプション仕様として設定。受注を開始していく。


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