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オリックス、浅草にアパートメントホテル初弾

「クロススイーツ東京浅草」外観。もともとオリックスグループが運営していたホテルを改修した
日本的なデザインの和室のコンセプトルーム「浅草タタミルーム」
「すみだ水族館」とコラボレーションしたコンセプトルーム「東京金魚スイートルーム」

 オリックス・ホテルマネジメント(株)は25日、アパートメントタイプの新たなホテルブランド「CROSS Suites(クロススイーツ)」の第1弾として、7月3日に開業する「クロススイーツ東京浅草」(東京都台東区、客室数78室)を報道陣に公開した。最大6人までの宿泊に対応した宿泊特化型ホテルで、長期滞在するゲスト同士の交流を促す仕掛けにも力を入れているのが特徴。

 同施設は、東京メトロ銀座線「浅草」駅徒歩5分、東武スカイツリーライン・つくばエクスプレス・都営地下鉄浅草線「浅草」駅徒歩8分に立地。建物は地上10階建て。もとは1992年に営業を開始した、オリックスグループのホテル「ブルーウェーブイン浅草」(のちに「ヴィアイン浅草」にリブランド)をリニューアルしたもの。

 「クロススイーツ」は、同社の「クロスホテル」「クロスライフ」ではラインアップしていなかった(2025年に一度撤退)、多人数&中長期宿泊に対応する宿泊特化型のアパートメントタイプホテル。ターゲットは国内外の20~30歳代のグループやファミリー。無料のコーヒーベンダーと軽食や飲料の自動販売機以外の飲食提供機能はない。

 長期滞在だからこそできる地域での体験、ゲスト同士の自然な交流を促すハードとソフトを盛り込んでいる。1階ラウンジをゲストが交流する場「ハングアウト」とし、パブリックキッチンやテーブル、ボードゲームやクレーンゲームなどを配し、ホテルクルーがイベント等を通じて交流を促す。また、すべての客室に多言語対応のAIスピーカーを設置。周辺地域の情報をAIが提供する。

 共用部や客室内は、浅草寺の苔庭や大銀杏をモチーフとしたカラーリングとし、8人のアーティストによるイラストを随所に施した。客室は、全11タイプ。広さ約25~63平方メートル。定員2~6人。全室にミニキッチンや電子レンジ、中型冷蔵庫、電気ケトル、カトラリーを完備。24室はランドリーも付く。和傘や提灯をモチーフにしたライトなど、日本的なデザインの和室のコンセプトルーム「浅草タタミルーム」(1室)や、オリックス不動産(株)が運営する「すみだ水族館」とコラボレーションしたコンセプトルーム「東京金魚スイートルーム」(1室)も用意。共用施設として、ジム、ランドリー、セルフロッカーも設けた。宿泊料金は、1泊2万2,000~6万3,000円。

 「クロススイーツ」は、今後東京や大阪の観光エリアへさらに展開していく。25日に会見したオリックス・ホテルマネジメント取締役社長の似内隆晃氏は、「ホテルを拠点に地域に溶け込み、暮らすように旅をする滞在を提案する。現在当社が運営中の施設はホテルを中心に28施設、6,700室。35年には1万室を目指す。オーナーからの運営受託を積極的に進めながらブランド展開を図る。新築のみならず、リノベーションやコンバージョンなど柔軟な手法を展開していく」と抱負を語った。

ラウンジ「ハングアウト」では、ゲスト同士の交流を促すゲームやパブリックキッチンやテーブルなどを設置
すべての客室に備わる多言語対応のAIスピーカーを通じ地域の情報を提供。よりディープな滞在体験を支援する
「クロススイーツ」の展開も含め35年には全国1万室体制を目指す」と語ったオリックス・ホテルマネジメント取締役社長の似内隆晃氏


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