三菱地所(株)と国立大学法人東北大学は1日、産学連携を通じた社会価値の創造と日本の持続的成長に資するイノベーション創出を目的として、包括連携協定を締結した。量子、半導体、フィジカルAIといった先端技術分野の研究から社会実装までの結び付きを強化しイノベーション創出を加速させるため、両者が持続的および組織的に連携し、協力していく。
三菱地所が北海道、川崎・横浜等に研究実証フィールドを整備し、先端技術の研究と研究成果の実証を推進。同大学は、東京・丸の内エリアを「戦略的フロント」とし、同大学内の先端研究ファシリティおよびサイエンスパークにおける研究成果の社会実装を進める。特に、同大学が「丸の内ビルディング」(東京都千代田区)に設けた、先端技術に特化したシンクタンク機能「T-POD(Tohoku-Tokyo Policy Operation Dock)」を介し、サイエンスパークと、丸の内エリアのオープンイノベーションプラットフォーム「Tokyo Marunouchi Innovation Platform」(以下、「TMIP」)が連携することで、最新の研究成果をビジネス創出につなげる。
また、丸の内を実践の場とし、産業・科学革新人材の育成、国内外の先端研究人材と産学官金の接続、キャリアの多様化を促進。加えて、同大学の技術シーズとTMIPが連携し、スタートアップの創業から資金調達、その後の成長までを一貫支援する。さらに、両者の海外ネットワークを活用し、グローバルな人材を呼び込むとともに、日本の先端技術に関する研究成果・事業活動を世界へ発信する。
これら取り組みにより、丸の内と、北海道、東北、川崎・横浜等を結ぶ、広域なイノベーション・エコシステムの構築を目指す。