不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

26年度の部屋選び、築年へのこだわりは薄れる

 ハウスコム(株)は29日、「2026年度“部屋選び”に関する調査」の結果を発表した。

 同社は、22年から部屋選びに関する実態調査を実施。時代とともに変化する部屋選びに関する価値観や動向を調査している。6月23~27日にインターネット調査を実施。調査対象は、1年以内に賃貸住宅に引っ越し済または引っ越し予定で、自身で物件選びをした15~49歳の男女660人。

 引っ越しの際に重視した(している)ことの1位は「家賃」で64.8%(前年比0.4ポイント低下)。2位は「広さ/間取り」の50.0%(同2.4ポイント低下)、3位は「最寄り駅の路線/交通アクセス」の39.7%(同0.6ポイント低下)となり、前年から大きな変動はなかった。一方、「築年数」は32.4%(同3.5ポイント低下)、「独立したトイレ」は30.9%(同3.6ポイント低下)と低下。「駐輪場/駐車場の有無」は25.6%(同0.9ポイント上昇)と上昇する等、順位の入れ替わりが見られた。家賃や広さ、駅からのアクセスを重視する傾向は維持される一方、築年数や独立したトイレ等、一部の条件・設備を重視する人が減少していることが分かった。

 部屋探し、部屋選びの際に利用したメディア・情報源については、1位が「物件検索ができるウェブサイト」で41.7%(同0.7ポイント低下)、2位が「不動産仲介会社などの店舗」31.2%(同1.7ポイント低下)、3位が「物件検索ができるアプリ」29.8%(同5ポイント低下)となった。また、「YouTube」「Instagram」「X」「TikTok」などのSNS関連メディアの合計は27.7%となり、前年の合計35.5%から7.8ポイント低下。上位項目に大きな変化はないものの、部屋探しにおける情報収集の手法に変化が見て取れた。

 引っ越し時の考え方については、「物件は単純なスペックではなく、自分のライフスタイルに合っているかで選ぶ」について、「とてもあてはまる」と「ややあてはまる」の合計が88.5%(同1.5ポイント上昇)と、微増した。「人気エリアや都心部でなくても、自分のライフスタイルに合わせて物件を選ぶ」の合計は83.6%(同0.4ポイント上昇)、「学校や会社から遠くても広い物件に住みたい」の合計は43.5%(同0.3ポイント上昇)と、いずれも前年度と同水準を維持した。一方、「家賃が高くても自分の好きな街に住みたい」の合計は41.8%(同2.2ポイント低下)、「部屋の中よりも周辺施設や出先へのアクセスを重視する」の合計は65.8%(同3.2ポイント上昇)しており、コストや周辺環境に対する優先度に変化が見られた。


最新刊のお知らせ

2026年8月号

人生100年時代。不動産業の役割は? ご購読はこちら