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ホームステージング、不動産流通における実践的施策に

 (一社)日本ホームステージング協会は1日、同協会会員を対象としたインターネット調査「第9回ホームステージング実施調査」の結果を発表した。調査実施期間は、2026年4月14日~6月15日。回答数は不動産業315件、ホームステージング事業他42件。

 売買物件のホームステージング導入件数の前年比を聞いたところ、「前年より大幅に増えた」という回答は13.7%、「少し増えた」は30.8%で、回答者の4割強が「増えた」としている。売買物件における、ホームステージング実施後の成約までの平均期間は、1ヵ月以内が35.4%でトップ。2位は3ヵ月以内(15.6%)、3位は2週間以内と2ヵ月以内(14.6%)が並んだ。1物件当たりのホームステージング平均費用は、10万~20万円未満が22.9%でトップ。以下、30万~50万円(22.3%)、20万~30万円未満(17.9%)となった。導入する基準については、「早期売却のため」(38.5%)がトップ。「売主の希望があれば」(33.5%)が2位。「高額物件」(27.9%)が3位だった。

 売買空室物件にホームステージングを導入する割合は「半数以上の物件(50~80%)」が36.3%でトップ。2位「一部の物件(20~50%)」(28.5%)、3位「ほぼ全ての物件(80%以上)」21.8%となり、過半の事業者が半数以上の物件にホームステージングを実施していた。未実施の類似物件と成約までの期間を比較してもらったところ「少し短縮(1ヵ月未満)」が54.2%、「大幅に短縮(1ヵ月以上)」が19.0%と7割以上が短縮していた。これらを踏まえたホームステージングの効果について「少し効果がある」が51.2%、「非常に効果がある」28.8%となった。

 一方、賃貸物件では、ホームステージング実施後成約までの平均期間は「1ヵ月以内」が42.6%とトップ。以下「2ヵ月以内」(27.4%)、「2週間以内」(17.0%)の順。ホームステージングにかけた平均金額は、「家賃1.5ヵ月分」が42.6%でトップ。「家賃1ヵ月分」が35.4%で続いた。ホームステージングを導入する基準は、トップが「入居しにくい部屋」(45.7%)、以下「高額家賃」(33.2%)、「オーナーの要望」(32.7%)の順。導入割合は「半数以上の物件(50~80%)」が49.3%と約半数。「一部の物件(20~50%)」(30.5%)が続いた。

 成約までの期間は、「1ヵ月以内」が42.6%でトップ。以下「2ヵ月以内」(27.4%)、「2週間以内」(17.0%)の順。ホームステージング未実施の類似物件と比較した成約までの期間は、「少し短縮した(2週間未満)」が60.1%でトップ。「ほとんど変わらない」(23.8%)、「大幅に短縮(2週間以上)」(13.9%)が続いた。ホームステージング導入による賃料の変化については、「1~4%値上げできた」が59.2%、「5%以上値上げできた」が18.8%と、8割弱が賃料値上げが実現したと回答した。これらを踏まえたホームステージングの効果は「少し効果がある」が60.1%、「非常に効果がある」が21.5%となった。

 今回の調査結果について同協会は「ホームステージングが、物件の印象を高めるための空間演出にとどまらず、競合物件との差別化や成約期間の短縮、物件価値の維持・向上など、不動産流通における実践的な施策として活用されていることがうかがえる」としている。

 同調査が含まれた「ホームステージング白書2025」は、同協会ホームページで公開している。


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