三菱地所(株)、高島(株)、MEC Industry(株)は8日、共同開発した国産木材のCLTパネルを活用した柱保護根巻「KiNEMAKI(キネマキ)」の販売を開始した。
物流施設等の鉄骨柱をフォークリフトなどの接触から保護するための柱脚部部材。パネル1枚当たりの重量は約13.8~21.1kg(250mm角鉄骨柱用)。従来の現場施工によるコンクリート製根巻に代わる新たな選択肢として開発した。
工場で製作したCLTパネルを現場で組み立てる乾式工法を採用し、現場での工程を削減。約50本の柱を施工する場合、従来のコンクリート根巻で約2週間かかっていた現場工期を約2日まで短縮できる。CLTパネルの内側に緩衝材や耐火被覆材を配置した多層構造により、衝突時の衝撃を吸収して鉄骨柱や車両へのダメージを軽減。ボルト接合および床面に固着しない構造により、破損時には1面単位での交換やパテ補修も可能と、施設運用開始後の維持管理負担軽減にも配慮した。
国産材の活用による炭素固定効果(50本使用で約4.2t(CO2換算))が見込めるほか、天然木の木目による仕上げで温もりのある空間を創出する。
三菱地所の物流施設「ロジクロス三郷」(埼玉県三郷市、8月竣工)に先行して導入。今後、全国の物流施設や倉庫等への採用に向けて販売を拡大していく方針。