国土交通省は7日、認知症高齢者グループホームに係る緊急点検結果を発表した。
今年3月北海道で発生した認知症高齢者グループホーム火災を受け、緊急点検を進め、違反施設に対し是正指導などを行なってきたもの。
4月20日までに調査を行なった9,952施設のうち、手続関係(建築確認、完了検査、中間検査、定期報告、用途変更)に係る建築基準法令違反が把握できたのは1,114件(全体の11.2%)だった。
また、点検済みの5,951施設(全体の59.8%)のうち、防火・避難関係規定における建築基準法令違反があったのは889施設(点検済み施設の14.9%)で、うち712施設に対し是正指導を行なった。