不動産ニュース / 調査・統計データ

2015/3/6

リフォーム潜在需要、「予算100万~300万円」がトップ/リフォーム推進協調査

 (一社)住宅リフォーム推進協議会は3日、第9回「住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動」に関するインターネット調査の結果を発表した。調査期間は14年10月1~10日。調査対象は、持ち家に居住する30歳以上の全国男女で10年以内のリフォーム検討者。有効回答は1,000件。

 10年以内にリフォームを希望する住宅の築後年数は、戸建てでは「築後30年以上」が33.1%と最多。マンションでも22.7%を占めていたが、20年未満が48.9%となるなど、比較的新しい住宅のニーズが高かった。

 リフォーム予算については、50万円未満から1,000万円以上までバラツキが大きいが、件数で見ると「100万~300万円未満」(戸建て41.1%、マンション47.6%)の層が最多。平均値は、戸建て295万円、マンション237万円となった。

 リフォームの動機については全体的に「設備の更新」(41.2%)がトップ。具合的な工事の場所は、「浴室」、「洗面・トイレ」など水回りが多いが、これらの水回り関連の工事は、築後20年未満で検討されているケースも多いことが見て取れた。

 また、リフォームに際しての不安では、「見積もりの相場や適正価格がわからない」(42.9%)という回答が最も多く、次いで、「施工が適正に行われるか」(39.1%)、「いろんな業者特徴を比較しにくい」(25.1%)といった業者に関連する不安が多く挙がっている。

 なお、業者情報の入手先としては「いつも工事を依頼している業者」(19.1%)の比率が下がり、「インターネット」(32.8%)の比率がアップしていた。

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「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。