不動産ニュース / リフォーム

2014/11/11

外国人向けのゲストハウス型ホテル事業参入。初弾は秋葉原/サンケイビル

施設内共用部では宿泊者が自由に交流し、情報交換ができる場を併設する予定
施設内共用部では宿泊者が自由に交流し、情報交換ができる場を併設する予定

 (株)サンケイビルは10日、今年9月に取得済みの東京都千代田区東神田のビルをコンバージョン後、外国人観光客向けのゲストハウス型ホテルを開発すると発表した。

 都内でオフィスビル・マンションの開発で培ってきたサンケイビルのノウハウを生かし、「POD型宿泊施設」(旅慣れた旅行者等をターゲットとしたモダンな空間をリーズナブルに提供するゲストハウス)の要素も取り入れることにより、今後2020年のオリンピック開催に向けて増加が見込まれる外国人観光客の宿泊ニーズをとらえ、一人から家族まで幅広く対応できる宿泊施設を開発し提供するもの。

 同社では事業の多角化を進めることにより継続的な収益を確保するとともに、ホテル営業終了時には新築分譲マンションや賃貸マンション用地として再開発することも想定している。また、築年数の経過等により競争力が低下した既存建物を、コンバージョンして有効活用することで地域の活性化にも貢献していく考え。

 東神田のプロジェクトは、敷地面積169.27平方メートル。東京メトロ日比谷線「秋葉原」駅徒歩6分に立地。延床面積1,005.54平方メートル。築34年の鉄筋コンクリート造地上8階建てのビル。

 運営は、ホテルの企画から設計、運営まで国内外で実績のあるUDS(株)に委託。両者の持つノウハウを組み合わせた宿泊サービスの導入を検討する。客室は2段ベッドタイプを110ベッド、シングルユースタイプを10室、スーペリアルームを5室、プレミアムルームを4室用意する予定。開業は2015年4月を予定。

 なお、「ゲストハウス型ホテル事業」は、現在第2号物件(東京都中央区東日本橋)まで計画が進んでおり、今後も都心の利便性の高い立地を中心に開発・取得を行なっていく方針。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。