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三和銀行、「建設業界向けエスクローサービス」を開始

 三和銀行は、建設工事受発注を専門に行なうインターネット市場において、発注者と施行業者の間に立ち、工事代金のやり取りを管理する建設工事向けの決済システム「建設業界向けエスクローサービス」を開始した。
 
 同サービスは、建設プロジェクトの発注者と受注者双方の信用を補完するエスクローサービスで、すでに第1号案件として森ビル(株)とソフトバンクイーシーホルディングス(株)により昨年12月に設立されたCMnet(株)の実証実験に参加している。
 マンションの大規模修繕工事等においては、マンション管理組合の権利意識の高まりに伴い、今後はCM(コンストラクションマネジメント)方式(※)採用の増加が見込まれることから、同行では新たな発注方式に対応する決済スキームとして、重要な役割を果たすものとしている。
 
※CM方式…従来のゼネコンへの一括発注ではなく、発注者が各専門工事業者等と直接契約を行ない、CM(コンストラクションマネジメント)会社が発注者(施主)の実質的なエージェントとして、プロジェクト全体を統括する専門的サービスを提供する方式。


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