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東京の8月末のオフィスビル最新状況

 三鬼商事(株)は、8月末時点の東京のオフィスビル最新状況レポートを発表した。

 東京ビジネス地区(千代田・中央・港・新宿・渋谷の5区)の8月末時点の平均空室率は3.29%で、対前月比▲0.12ポイントとなった。同空室率は3%台前半を堅調に推移しており、依然として品薄感が強くなっている。
 空室面積は、前月よりも6,762坪の減少の191,580坪。今春竣工の大規模ビルや大型既存ビルにも成約や入居が相次いだことが要因となっている。成長オフィス需要も依然として堅調で、好条件の揃った空室には特に品薄感が強い。
 8月末時点での平均賃料は1坪当たり19,876円で前年同月比1.16%増、前月比0.41%増と下げ止まりを見せた。大型新築ビル・大型既存ビルともに前年同月比を上回り、大型ビルの賃料相場の改善傾向が鮮明になってきたものの、テナント企業のオフィスコスト意識は一段と厳しさが出てきたことから、好条件が揃わないと成約までに時間がかかるケースが出てきている。


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