国土交通省は1日、建設活動の円滑な実施を図ることを目的に毎月行なっている「主要建設資材月別需要予測」の2002年4月分について、以下の通り発表した。
【セメント、生コンクリート】
公共工事および民間建築物の着工床面積が低調に推移していることから、セメントの需要量は530万トン（前年同月比▲2.0％、16ヵ月連続のマイナス）、生コンクリートの需要量は1,075万立方メートル（同▲2.6％、19ヵ月連続のマイナス）と予測される。
【木材】
持家着工および木造住宅の着工床面積は低調に推移しており、住宅全体の着工も低水準のため、需要量は125万立方メートル（同▲7.5％、29ヵ月連続のマイナス）と予測される。
【普通鋼鋼材、形鋼、小形棒鋼】
民間非居住建築物の着工床面積が2001年9月から12月までほぼ前年並みとなっていることから、形鋼について前年同月に比べ増加するものと予想される。
普通鋼鋼材は205万トン（同▲2.1％、10ヵ月連続のマイナス）、形鋼は48万トン（同1.7％、10ヵ月ぶりのプラス）、小形棒鋼86万トン（同▲0.5％、11ヵ月連続のマイナス）と予測される。
【アスファルト】
公共工事は低調に推移していることから、公共工事での需要割合の大きいアスファルトは27万トン（同▲6.9％、4ヵ月連続のマイナス）と予測される。