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不動産投資・ファンド事業が好調で大幅増収益/クリード、2006年5月期決算

 (株)クリードは10日、2006年5月期連結決算を発表した。

 連結売上高は229億5,900万円(前年同期比90.6%増)、営業利益は74億2,400万円(同111.3%増)、経常利益は64億7,300万円(同118.4%増)、当期純利益は41億6,700万円(同95.4%増)と大幅な増収増益となった。
 事業のメインである不動産投資・運用市場において地価および賃料が底を打ったこと、不動産の流動性や透明性の高まりなどによる金融商品化の進展などを背景に投資資金の流入が続き、事業機会が順調に拡大したことによるもの。

 事業別では、不動産および不動産関連資産(企業投資を含む)に投資するプリンシパルインベストメント事業は、保有不動産の売却が進んだことや物件の残高が積み上がったことによる賃料収入の増加などにより、売上高162億2,800万円(前年同期比112.3%増)、営業利益は41億3,400万円(同167.0%増)。
 ファンド事業は、運用資産残高の拡大によるアセットマネジメントフィーの増加、REIT準備ファンドの組成に伴うアレンジメントフィーの発生などで、売上高68億4,500万円(同117.9%増)、営業利益は43億8,700万円(126.4%増)と大きく伸びた。デューデリジェンス事業は、金融機関の不良債権処理に伴う評価ニーズの減少傾向から受注件数が減少したことなどにより、売上高2億3,200万円(同▲52.7%)、営業利益(損失)▲5,000万円(05年5月期は2億2,400万円)。ソリューション事業は、成約案件が減少したことなどにより、売上高2億4,400万円(同▲79.4%)、営業利益(損失)▲1,500万円(05年5月期は6億6,200万円)と大きく減少した。

 なお、2007年5月通期業績(連結)予想については、売上高290億円、経常利益70億円、当期利益45億円を見込んでいる。


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