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第1回「超長期住宅先導的モデル事業」を決定。応募603件中40件を採択/国交省

 国土交通省は7日、「超長期住宅先導的モデル事業」を採択・決定した。

 同事業は、「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」というストック社会における住宅のあり方について広く国民に提示し、技術の進展に資するモデル事業に対し、国が建設工事費の一部を補助するもの。
 モデル事業は「住宅の新築(戸建て)」、「住宅の新築(共同)」、「既存住宅等の改修」、「維持管理・流通等のシステムの整備」、「技術の検証・情報提供および普及」、「技術の検証」の6部門に分かれている。
 
 2008年4月11日~5月12日の第1回公募には、603件が応募、うち40件が採択された。なお、補助金の額については、今後精査のうえ、決定する。
 各部門ごとの主なモデル事業は下記のとおり。

■住宅の新築(戸建て)
「宮城の伊達な杉の家を創る会」((株)山大)
「三井ホーム超長期住宅システム」(三井ホーム(株))
など、24プロジェクト

■住宅の新築(共同)
「阿佐ヶ谷プロジェクト」((株)構造計画研究所)
「次世代ストック型集合住宅の提案」(康和地所(株))
など、5プロジェクト

■既存住宅等の改修
「民家架構の300年域内継承をめざした住宅再生」(仙台地方伝統建築技術研究会)
「再築システムの家」(積水化学工業(株))
など、4プロジェクト

■維持管理・流通等のシステム整備
「物件情報サイト『不動産BOX静岡』リニューアル案」((社)静岡県宅地建物取引業協会)
「NPO法人住宅長期保証支援センター型超長期住宅先導的モデル事業」(NPO法人住宅長期保証支援センター)
など、5プロジェクト

■技術の検証・情報提供および普及
「可変インフィルの性能評価とその公開」(大阪ガス(株))

■技術の検証
「『ルネッサンス計画』(中層階段室住棟改修共同研究)」(ルネッサンス計画共同研究者)

 なお、第2回公募は8月1日に開始する予定。
 詳細は同省ホームページを参照のこと。


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