不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

住宅地、既存マンション価格、12ヵ月ぶりのプラスに/三井不販調査

 三井不動産販売(株)は8日、首都圏(1都3県)の住宅地・既存マンション価格動向を四半期ごとに定点調査する「リハウス・プライスリサーチ」(2010年7月1日時点)を発表した。調査地点は、住宅地216ヵ所、既存マンション307ヵ所。

 10年4~6月の四半期変動率は、住宅地価格の上昇地点が40ヵ所(前回調査:20ヵ所)と倍増し、平均で0.6%(前回調査時:▲0.3%)とプラスに。既存マンションは0.5%(同0.9%)と5期連続のプラス。4期(12ヵ月)ぶりに、住宅地・既存マンションが揃ってプラスとなった。09年7~10年6月の年間変動率は、住宅地が▲0.7%と5期連続で下落率は縮小。既存マンションは2.4%とやや上昇傾向が継続している。

 地域別に四半期価格変動率をみると、住宅地は東京23区0.7%(同0.4%)、東京市部1.5%(同▲0.1%)、千葉県▲0.5%(同0.0%)、埼玉県0.4%(同:▲0.7%)、横浜市・川崎市0.6%(同▲1.2%)、神奈川県・その他の市1.3%(同▲0.9%)。既存マンションは、東京23区0.5%(同0.3%)、東京市部▲0.3%(同2.4%)、千葉県0.5%(同3.4%)、埼玉県 0.4%(同0.5%)、横浜市・川崎市1.1%増(同0.2%)、神奈川県その他の市0.6%(同▲0.8%)。

 今回の結果について、同社は「首都圏全体では横ばい傾向にありながら、上昇ポイント、下落ポイントが混在しており、今後しばらくは横ばい傾向が継続すると予測される」としている。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら