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中国人客に向けた不動産流通サービスを開始/三井不動産販売

 三井不動産販売(株)は25日、中国・北京市最大手の不動産仲介会社「北京鏈家房地産経紀有限公司」(本社:北京、英文名:Beijing Homelink Real Estate Service Co.,Ltd、董事長:左暉氏)および「大河通商株式会社」(東京都千代田区、代表取締役社長:何軍氏)と、業務提携契約を締結したと発表した。

 三井不動産販売は2009年から、提携先2社との間で、中国人顧客を対象とした不動産流通事業サービスの提供に向けた協議を重ねてきた。今回の提携は、中国人富裕層を日本の不動産市場に取り込むことが目的で、北京鏈家房地産経紀有限公司と大河通商株式会社を通じて、中国本土に在住し、日本の不動産の購入を希望している富裕層の紹介を受ける。

 同サービスの推進に当たっては、今期中に日本事務所における中国人スタッフの採用や、現地への社員派遣、中国語のホームページ開設を予定。また、三井不動産販売は、08年から英語での仲介サービスを実施しているが、近年の中国や台湾などからの不動産購入ニーズの高まりに対応するため、10年10月にリアルプラン営業部に国際事業グループを新設。今後は、中国語を話せるスタッフをさらに採用していくとしている。


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