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「見守りサービス」普及進まずも、過半数が「加入したい」/ベターリビング調査

 (一財)ベターリビング サステナブル居住研究センターは27日、「緊急通報・安否確認システムによる高齢者の見守りサービスに関するニーズ調査」結果を発表した。主に65歳以上の親と離れて暮らす子世代(30歳以上64歳以下)の男女1,500名を対象に実施したもの。

 現在、見守りサービスへ加入している割合について聞くと、「緊急通報サービス」(3.5%)、「安否確認サービス」(1.0%)、「駆け付けサービス」(1.7%)にとどまった。これらの見守りサービスについて「検討したことがなく、加入もしていない」が大多数を占めた。

 一方、今後の加入意向では、「必要と思う時期が来たら加入したい」(45.9%)、「すぐにでも加入したい」(0.8%)と「数年以内には加入したい」(3.9%)など、加入に肯定的な意向を示す人が過半数を占め、親の加齢に伴って「数年以内には加入したい」と考える人の割合が高かった。

 見守りサービス加入時に妥当と考えられている価格帯では、「緊急通報サービスのみ」と「安否確認サービスのみ」では月額「500円未満」が半数程度と比較的安価な価格帯が妥当と考える人が多かったが、「緊急通報+安否確認+駆け付けサービス」では月額「3,000円以上」が約4分の1を占め、ある程度の負担が必要と認識している人が多かった。


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