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タイにユニット住宅量産工場を開設。アジアでの住宅事業を本格化/積水化学工業

タイのユニット住宅量産工場の外観

 積水化学工業(株)住宅カンパニーは6日、タイで建設していたユニット住宅の量産工場を竣工した。

 同工場は、バンコクの北方約80kmに位置するサラブリエ工場団地内に立地。敷地面積15万平方メートル、工場建屋3万2,400平方メートル、事務所建物3,600平方メートル。投資額は50億円。年間生産能力は1,000棟で、2014年度は500棟、16年度には1,000棟の生産を計画する。

 タイ最大のコングロマリットの一つであるSiam Cement Group(サイアム・セメント・グループ)のSCG Building Materials Co.,Ltd.(エスシージー・ビルディング・マテリアルズ)と合弁で09年に設立した「SEKISUI-SCG INDUSTRY CO.,LTD.(セキスイ・エスシージー・インダストリィ)」と販売会社「SCG-SEKISUI SALES CO.,LTD.(エスシージー・セキスイ・セールス)」で住宅事業を展開。同国内のボリュームゾーン向け新商品を、14日に発売する予定。

 今後はタイ住宅市場の深耕、周辺諸国への展開を計画しており、同工場から周辺諸国向けの住宅ユニットや部材の生産も行なう。


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