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東京本社に戸建住宅体感施設をオープン/大和ハウス工業

「トライエ ヴァーチャル」ではヘッドマウントディスプレイを通じて部屋の広さや内装の色などが体感できる
「トライエ ストラクチャー」では、2階建て商品「xevo」「xevo Σ」、3階建て商品「xevo03」、4・5階建て商品「skye」、木造商品「xevo Gran Wood」の実物大の構造を展示
「TRY 家 Lab」外観

 大和ハウス工業(株)は26日、東京本社(東京都千代田区)敷地内に、戸建住宅体感施設「TRY 家 Lab(トライエ・ラボ)」をオープンする。

 12年4月に休館した住宅設備などの体験施設「D-TEC PLAZA(ディーテックプラザ)」を、「注文住宅の『試着』」を新たなコンセプトに改装した。
 ヴァーチャル技術を用いて間取りを体感できる「トライエ ヴァーチャル」ほか、未来と過去の地震体感シミュレーションシステム「トライエ シミュレーション」や各種商品の構造躯体を展示する「トライエ ストラクチャー」、クイズ形式でエコな暮らしの理解を深めるスペース「トライエ エコロジー」、各種テクノロジーの比較体感ブース「トライエ テクノロジー」の5つの展示で構成した。

 「トライエ ヴァーチャル」は商談中のユーザーを対象に、MR(Mixed Reality)技術(現実世界と仮想世界をリアルタイムで融合する3D映像技術)を用い、ヘッドマウントディスプレイを通じて部屋の広さや内装の色などが体感できるコーナー。建設予定地に合わせた季節や時間帯による日差しの変化や、床のカラーバリエーション、間取りの変更などもその場で体感することができる。さらに、3Dプリンタを用いて提案中の住宅の模型(1/100サイズ)を製作し、外観デザインや間取りの立体的な確認ができるよう、ユーザにプレゼントする。
 「トライエ シミュレーション」は、住所を入力することで、建設予定地・居住地付近で将来発生する可能性がある地震を、映像や音と共に体感することができる。

 来場目標は年間5,000名。オープンに先立ち22日に実施したマスコミ向け見学会では、同社常務執行役員住宅事業推進部長の中村 泉氏が「お客さまアンケート回答の中に、“思っていたより玄関が広くなかった”、“居間をもっと広くしたかった”といった声があり、一生のうち、一番大きな買い物といわれる注文住宅で、洋服の試着や車の試乗のように、『試住』ができる、いわばマイホームの試着をこれからの家づくりの常識として提案していきたい」などと語った。


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