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首都圏の居住用賃貸物件の成約数、マイナスに転じる/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は29日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2014年6月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の首都圏居住用賃貸物件の登録件数は、25万7,698件(前年同月比2.9%減)。1平方メートル当たりの登録賃料は、賃貸マンションが平均2,644円(同0.6%下落)、賃貸アパートが2,185円(同1.2%下落)。1戸当たりの登録賃料は、賃貸マンションが平均9万5,200円(同0.2%上昇)、賃貸アパートが6万800円(同0.3%下落)となった。

 成約件数は1万8,801件(同3.9%減)で、再びマイナスに転じた。東京23区は8,306件(同4.8%減)、東京都下1,507件(同1.0%増)、神奈川県5,520件(同1.6%減)、埼玉県1,726件(同13.9%減)、千葉県1,742件(同0.4%増)。マンションは、新築が健闘したものの中古の動きが鈍く、全エリアで減少。一方アパートは、新築の好調により全体では0.7%の微減にとどまった。

 また、1平方メートル当たりの成約賃料の平均は、賃貸マンションが2,596円(同0.2%下落)で2ヵ月連続のマイナス。賃貸アパートは2,149円(同0.6%上昇)と、再びプラスに転じた。1戸当たりの成約賃料の平均は、賃貸マンションが9万2,300円(同2.0%上昇)、賃貸アパートが6万2,800円(同0.8%上昇)となった。


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