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マンション賃料インデックス、全国的に横ばい傾向も名古屋市で大幅上昇/アットホーム、三井住友トラスト基礎研究所調査

 アットホーム(株)と(株)三井住友トラスト基礎研究所は19日、2014年第2四半期のマンション賃料インデックスを発表した。アットホームの全国不動産情報ネットワークで成約した全国12エリアの賃貸マンションを対象として、四半期ごとに調査を実施。09年第1四半期を基準点とし、価格変化を指数化している。

 今期の全国主要都市の総合賃料指数は、首都圏では、東京23区100.88(前期比0.64ポイント増)、東京都下96.78(同0.05ポイント減)、横浜・川崎市98.93(同0.81ポイント減)、埼玉東南部97.10(同0.14ポイント減)、千葉西部95.77(同変動なし)。

 地方都市では、札幌市103.85(同0.96ポイント減)、仙台市118.62(同0.35ポイント減)、名古屋市96.37(同6.73ポイント増)、京都市104.97(同1.13ポイント減)、大阪市104.81(同0.11ポイント減)、大阪広域95.83(同1.57ポイント減)、福岡市99.69(同0.36ポイント減)。

 首都圏では東京23区の、地方都市では名古屋市の伸びが目立つが、それ以外は、概ね横ばい傾向であった。

 物件タイプ別に見ると、東京23区はシングルタイプ(18平方メートル以上~30平方メートル未満)98.94(0.68ポイント増)、コンパクトタイプ(30平方メートル以上~60平方メートル未満)101.79(同0.30ポイント増)、ファミリータイプ(60平方メートル以上100平方メートル未満)97.42(同0.14ポイント減)と概ね横ばい。
 名古屋市ではシングルタイプ110.84(同3.57ポイント増)、コンパクトタイプ89.38(同4.89ポイント増)、ファミリータイプ90.99(同8.84ポイント増)と、いずれも大幅な伸びを見せた。


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