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今後1年間の住宅ローンの金利見通しは「現状よりも上昇する」が41.7%/住宅金融支援機構調査

 (独)住宅金融支援機構は18日、「2014年度 民間住宅ローン利用者の実態調査【民間住宅ローン利用予定者編】(第1回)」結果を発表した。2014年6月に民間住宅ローン利用予定者1,024件を対象にインターネット調査をしたもの。

 希望する住宅ローン金利タイプは「全期間固定型」が32.3%(14年2月調査比5.6ポイント減)と減少。「固定期間選択型」が42.9%(同4.7ポイント増)と増加、「変動型」は24.8%(同0.9ポイント増)で微増。

 今後1年間の住宅ローンの金利見通しについては、「現状よりも上昇する」が41.7%(同0.3ポイント減)と最も多かった。「ほとんど変わらない」は38.0%(同4.9ポイント増)と前回に比べて増加。「今は住宅取得のチャンス(買い時)だと思うか」の問いに対して「そう思う」と回答したのは、42.2%で前回調査の34.0%から大幅に増加した。買い時だと思う理由として、「住宅ローン金利が低水準だから」(72.0%)、「消費税率引き上げ前だから」(38.4%)が、前回調査と比較して回答率が高かった。

 また、住宅取得時に特に重視するものについては、「耐震性能」58.7%(同7.8ポイント増)と前回と同様最多となった。続いて「価格・費用」56.4%(同10.6ポイント増)、「耐久性」30.0%(同3.8ポイント増)といずれも前回調査よりも割合が上昇している。


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