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コンパクトな3階建て住宅を発売/旭化成ホームズ

「HEBEL HAUS terra craft」外観イメージ
1階部分のリビング

 旭化成ホームズ(株)は、11月1日に3階建て戸建住宅「HEBEL HAUS terra craft(へーベルハウス テラ クラフト)」を発売する。

 同商品は密集したエリアでの建設を想定したコンパクトな3階建て専用住宅。床の高さを工夫して視線を広げる設計手法「X-SHIFT(クロスシフト)プランニング」を3階建てに導入することで、限られた敷地でも「広さ」や「明るさ」、「楽しさ」を享受できるようにした。

 「X-SHIFTプランニング」では、床の設置レベルを部分的に約40cm低くした“ダウンフロアユニット”や“大きな吹き抜け”等を組み合わせることで、広さや天井高が異なる空間同士の多様なつながりを生み出し、奥行き感のある広がりを感じられるようにした。
 また、1階の柱の長さを約30cm短くする階高ダウン仕様を採用。これにより1階と2階の距離が通常よりも近づくため、一体感やつながりを感じることができる。

 構造は重量鉄骨システムラーメン構造。建物本体から突出させたエクステリア風の壁「ゲートウォール」を採用し、この壁の内部に制震装置「サイレス」を内包することで安心・安全を確保している。

 プロトタイプは敷地面積約99平方メートル、延床面積約145平方メートル。予定価格は3,600万円(坪単価82万円)。

 同社取締役常務執行役員マーケティング本部長の川畑文俊氏は「弊社は業界に先立ち3階建て住宅を供給してきた。都心部での需要のあるコンパクトな3階建てに注力することで、消費税が増税した場合でも強い状態を保っていきたい」などと話した。

 販売地域は関東、東海、関西、山陽一部、九州北部とし、年間150棟を目指す。


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