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中古マンション、登録・成約価格とも9ヵ月連続のプラス/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は23日、同社のネットワークにおける2014年9月期の首都圏新築戸建て・中古マンションの登録価格、および成約価格データを公表した。
 対象は、登録物件が新築戸建て1万件、中古マンション1,027件。成約物件が新築戸建て2,328件、中古マンション678件。

 新築戸建ての平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,364万円(前年同月比2.9%上昇)と2ヵ月連続のプラスとなった。前月比は2.8%上昇し、3ヵ月ぶりのプラス。
 成約価格は1戸当たり3,228万円(同1.9%下落)で、2ヵ月連続のマイナスとなった。成約の約30%を占める神奈川県が3,252万円(同2.1%減)、約25%を占める埼玉県が2,806万円(同1.6%減)と、郊外エリアの成約が増加し平均価格が下落したこと等が要因。一方、東京23区では、堅調に推移してきた5,000万円以上の物件割合が低下したものの、城南・城北など高額物件の多いエリアの成約が好調。4,367万円(同2.3%増)と3ヵ月連続のプラスとなった。
 首都圏平均の前月比は2ヵ月連続の下落。成約価格は8ヵ月連続で登録価格平均を下回っており、ユーザーの低価格志向が顕著となった。
 
 中古マンションの平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,226万円(同0.5%上昇)と9ヵ月連続のプラス。前月比は0.4%下落し、3ヵ月連続のマイナスとなった。
 成約価格は1戸当たり2,359万円(同13.3%上昇)と、9ヵ月連続のプラスに。成約の40%超を占め、かつ価格水準の高い東京23区が3,114万円(同18.1%上昇)と大幅に上昇したことが要因。23区では、ユーザーの都心志向等により中古マンションへのニーズが旺盛で、成約価格の前年同月比は13年4月以来、1年6ヵ月連続で上昇。4,000万円以上の物件割合は、同8ヵ月連続のプラスとなっている。
 また、1平方メートル当たりの成約価格は前年同月比8.8%の上昇、18ヵ月連続のプラスとなった。


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