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14年の首都圏居住用賃貸成約数、4年ぶりに減少/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は18日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2014年1年間の首都圏の居住用賃貸市場動向を発表した。

 同年の首都圏居住用賃貸物件登録数は316万8,104件(前年比4.0%減)で、2年連続でマイナスとなった。一方、事業用賃貸物件登録数は48万8,332件(同3.9%増)で5年連続プラスに。1平方メートルあたりの平均登録賃料は、賃貸マンションが2,642円(同0.9%下落)、賃貸アパートが2,207円(同1.3%下落)で、いずれも5年連続でマイナスとなった。

 成約件数は、2月の週末に2度の大雪が降ったことや中古マンションの不振が影響し、25万174件(同1.6%減少)と4年ぶりにマイナスとなった。一方、新築物件は好調で、二極化ともいえる現象が見られた。

 1平方メートルの成約賃料は、賃貸マンションが2,595円(同変わらず)、賃貸アパートは2,196円で同1円ではあるが上昇し、5年ぶりにプラスとなった。1戸あたり年平均成約賃料は、賃貸マンションが8万8,700円(同0.1%上昇)、賃貸アパートは6万1,700円(同0.3%上昇)でいずれも2年連続でのプラス。平均面積は、マンションは変動がなかったが、アパートは3年連続で拡大した。


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