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オーナーの過半数が「退去防止になるならDIY認めたい」/アルティメット総研調査

 (株)アルティメット総研は、同社が運営する賃貸サイト「ウチコミ!」を利用する賃貸オーナーを対象とした、「DIY賃貸に関する賃貸オーナーの意識調査」の結果を公表した。 
 「DIY賃貸」普及に向けて、行政や不動産会社、リフォーム会社さまざまな取り組みを行なっているが、実際にオーナーはどのような考えを持っているかを調査したもの。7月17~30日までの期間、同サイトの会員1,072名にアンケートを実施。有効回答は165名。

 現在所有している物件でDIY可能なものはあるか、との問いには、「はい」が25.5%となった。「今はないが検討中である」が32.7%となり、DIY賃貸物件を提供したいというニーズを意識していることがわかった。

 また、「入居者の部屋をDIYしたいという要望についてどう感じているか」については、「自由にDIYができる物件を提供したい(してる)」が34.6%となったが、「入居者のニーズを感じるが、どこまで許容すれば良いかわからない」が30.9%、「入居者のニーズを感じるのでDIYを検討している」が24.5%となり、ニーズは感じつつも、どうすればよいのか迷っている賃貸オーナーが約55%を占めた。

 許容できるDIYについては、「壁紙の交換」(19.4%)、「照明器具の交換」(18.2%)などが多かった。また、DIYができないことが原因で退去するとしたらどうするかについては、「防げるなら認めたい」(56.4%)、「検討する」(29.1%)と続き、ニーズに応えたいという意識が見て取れる結果となった。


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