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ジョイント・コーポレーションをM&A。ユーザーニーズの多様化に対応/長谷工

 (株)長谷工コーポレーションは11日、不動産ディベロッパーの(株)ジョイント・コーポレーションの子会社化を決定した。

 同社株式を保有するファンド、TPG Savills Financial Holdings Limitedから、長谷工コーポレーションおよびグループ会社の不二建設(株)の両社で全株式を取得する。取得比率は、長谷工99%、不二建設1%。取得価格は未定。株式取得日は、12月25日を予定。

 ジョイント・コーポレーションは、首都圏を中心にコンパクトマンションの開発・販売、収益不動産の開発、賃貸管理事業などを展開。これまで分譲マンション約4万6,000戸の供給実績がある。長谷工グループは、ファミリーマンションの施工・開発ノウハウは豊富だが、都心コンパクトマンションの開発実績は乏しいため、同社を傘下に収めることでコンパクトマンションの商品企画や施工ノウハウを取り入れる。今年6月子会社化した総合地所(株)も合わせて、分譲マンション開発ノウハウの幅を広げ、ユーザーニーズの多様化に対応する。

 また、ジョイントグループは、約6,000戸の賃貸マンション管理を行なっており、これを傘下に加えることで、グループ管理受託戸数を8万5,000戸まで積み増す。また、不二建設はジョイント・コーポレーションからの施工受注を期待し出資する。


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