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DHIとDHRが合併契約締結。資産規模4,500億円超に

 大和ハウスグループのJREITである大和ハウス・レジデンシャル投資法人(DHI)と大和ハウスリート投資法人(DHR)は15日、合併契約を締結した。

 DHIは、2006年にJREIT市場に上場した「ビ・ライフ投資法人」が前身で、08年に大和ハウス工業がメインスポンサーとなった。居住施設に特化した資産運用を行なっており、現在142物件・取得価格合計2,563億円を運用する。

 一方、DHRは12年上場した物流施設と商業施設に特化したJREITで、現在のポートフォリオは41物件・取得価格合計2,037億円。

 合併により、総合型REITへ転換することで外部成長力の強化と内部成長機会を追及。規模を拡大することで、JREIT市場でのポジショニングを向上させ、大和ハウスグループの総合力でさらなる成長を狙う。

 合併は、DHIを吸収合併存続法人とする吸収合併で、合併予定日は9月1日。合併比率は、DHI1に対しDHR2.2。また、両投資法人の資産運用会社である大和ハウス・アセットマネジメント(株)と大和ハウス・リート・マネジメント(株)も、前者を吸収合併存続法人として合併する。

 この合併により、DHIのポートフォリオは、4,500億円を超える規模となる。


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