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「リスク情報の共有」など民間建設工事における指針を策定/国交省

 国土交通省はこのほど、「民間建設工事の適正な品質を確保するための指針」を策定。関係団体宛に通知した。

 指針では、「民間建設工事の適正な施工を図るためには、請負契約に先立ち、具体的な施工上のリスクについて受注者間で情報共有をはかり、リスク負担について適切に協議を行なうことが必要である」とし、基本的な枠組みを取りまとめることで、円滑な工事施工が図り、消費者が安心して住宅購入や施設利用を行なうことを目指す。
 
 指針は、「事前調査の重要性」や「必要な情報提供の実施」、「関係者間の協力体制の構築」を柱に構成。事前協議の項目として、「地中関係」(支持地盤深度/地下水位/地下埋設物/土壌汚染)、「設計関係」(設計図書との調査/設計間の整合)、「資材関係・周辺環境」(近隣対応/騒音振動/日照阻害等)、「天災」(地震、台風等)・「その他」(法廷手続き)の12項目を挙げている。


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