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16年度の首都圏M供給、92年度以来の低水準

 (株)不動産経済研究所は17日、2016年度(16年4月~17年3月)の首都圏マンション市場動向を発表した。

 同年度の首都圏における新規供給戸数は3万6,450戸(前年度比4.4%減)と1992年度(2万8,460戸)以来の低水準にとどまった。地域別では東京都区部1万4,931戸(同14.4%減)、都下4,455戸(同5.4%減)、神奈川県8,967戸(同15.7%増)、埼玉県3,690戸(同16.5%減)、千葉県4,407戸(同15.2%増)となった。

 1戸当たりの平均価格・平方メートル単価は5,541万円・80万1,000円(同1.4%下落・同1.0%上昇)。地域別では、東京都区部6,762万円・102万4,000円(同1.2%下落・2.3%上昇)、都下4,971万円・69.5万円(同4.3%上昇・7.8%上昇)、神奈川県5,031万円・70万9,000円(同0.9%下落・0.3%下落)、埼玉県4,259万円・60万1,000円(同1.2%上昇・2.4%上昇)、千葉県4,089万円・56万3,000円(同7.5%上昇・12.4%上昇)で、都区部と神奈川県以外は平均価格・平方メートル単価共に上昇した。

 初月契約率は月間平均68.5%(同4.2ポイント減)。年度としては8年ぶりに70%台を割った。

 同年度の即日完売戸数は1,536戸で発売戸数の4.2%であった。

 なお、17年3月度の首都圏マンション発売戸数は3,408戸(前年同月比26.6%増)と2ヵ月連続で増加した。契約戸数は2,255戸で、月間契約率は66.2%(同1.4ポイント減)に。1戸当たりの平均価格・平方メートル単価は5,588万円・79万円(同0.9%減・1.5%減)。即日完売は69戸で、3月末の翌月繰越販売在庫は6,749戸。4月の販売戸数は2,500戸の見込み。


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