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コンサル力強化でさらなる信頼獲得へ/FRK

「政策提言のための調査・研究事業に注力するほか、
宅建士のレベルアップを図っていく」などと抱負を述べた
新理事長の榊氏

 (一社)不動産流通経営協会(FRK)は26日、6月1日開催の総会・理事会を経て新理事長に就任した榊 真二氏(東急リバブル(株)代表取締役社長)の就任記者会見を行なった。

 同氏は、「ストック政策への流れが加速する中、不動産流通市場はまさに変革期を迎えている。会員各社の力を結集し、既存住宅の流通活性化、市場規模8兆円の実現等に向け役割を果たしていく」と抱負を述べた。

 具体的な取り組みとして、「不動産流通市場の活性化・円滑化を進めるための政策提言を行なっていくにあたり、調査・研究事業に注力して基礎データを充実させる」ことを挙げた。また、平成30年度税制改正要望の内容にも触れ、「消費者の価値観やライフスタイルの変化に適応した施策が必要。今後もより説得力のある提案をしていく」と話した。

 宅建士や営業従事者のレベルアップについても言及。「不動産流通業は“信頼産業”である」とし、「従来の研修に加え、相続や事業承継、資産活用といった専門的な分野の教育にも取り組み、自己研鑽の機会を提供していく」とした。

 情報化時代にふさわしい不動産流通業のあり方については、「時代に即した消費者サービスの質の向上と、不動産流通業界の生産性の向上を同時に達成する手段として、最新の情報技術をどのように活用していくかを、会員各社と知恵を絞りながら考えていきたい」と述べ、「課題は山積しているが、会員相互が結束して不動産流通業の発展に取り組んでいく」と締め括った。


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