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HLB事業を加速、ファンド組成へ/ハウスドゥ

 (株)ハウスドゥは22日、2017年6月期決算説明会を開催した。

 当期(2016年7月1日~17年6月30日)は、連結売上高168億4,800万円(前期比2.5%減)、営業利益12億4,900万円(同2.2%減)、経常利益11億300万円(同6.7%減)、当期純利益7億3,700万円(同0.5%減)。減収減益ではあるものの、フランチャイズ、ハウス・リースバック、不動産金融事業など、同社が重点を置くストック事業が好調に推移。中期経営計画(16年7月~19年6月)の初年度の計画値をすべてクリアした。

 今期は、特に力を入れているハウス・リースバック(HLB)事業を、3大都市圏に加え、博多への店舗出店を契機に福岡での展開も注力。全国的な取り扱いを増やす。第三者割当増資による優先株式発行により30億円を調達し、同事業に充てる計画で、保有件数863件(前期比350件増)・保有総額119億円(同67.6%増)で、売上高21億6,600万円(同22.8%減)、営業利益3億3,100万円(0.3%増)を見込む。リースバック事業に新規参入する企業が相次いでいるが、同社代表取締役社長の安藤正弘氏は「全国的な対応ができることなど、当社の強みで差別化が図れる」と話した。仕入れ力の強化に向け、ファンドの組成も計画している。

 一方、不動産金融事業は、保証業務やリバースモーゲージ事業への参入も計画。融資実行件数207件(同83件)、融資実行額28億円(同9.6%減)、融資残高54億円で、売上高4億9,000万円(同121.6%増)、営業利益1億6,000万円((同119.9%増)。フランチャイズ事業が累計ベースで店舗数500店舗を突破し、売上高25億5,600万円、営業利益15億5,800万円を計画している。

 連結売上高171億4,600万円、営業利益16億300万円、経常利益14億円、当期純利益9億2,000万円を見込む。


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