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店舗賃料、プライム立地は高位安定

 (一財)日本不動産研究所(JREI)は2日、(株)ビーエーシー・アーバンプロジェクトと共同で、「店舗賃料トレンド2017秋」(17年上半期)を発表した。東京都内5エリア、および地方主要都市8エリアで、過去3年間にわたって店舗公募賃料データを収集し、分析したもの。

 全13エリアの1階平均1坪当たり賃料ランキングは、1位が「銀座」4万7,200円(前期比7%減)。以下、2位「表参道」4万2,800円(同6%減)、3位「新宿」3万9,900円(同8%減)、4位「渋谷」3万6,100円(同3%増)、5位「心斎橋」2万4,600円(同12%減)。13都市中8都市で下落したが、上位3エリアはいずれも微減で、実勢賃料は1階空き店舗の供給が限定的であることから、概ね安定的に推移しているとした。

 同社は「インバウンド消費はドラッグストア、ディスカウントストア等の最寄品にシフトしており、エリアによってはこれらの業種が賃貸市場を牽引している。商業施設の売り上げ減少や集客力の低下が一部で顕在化しているが、ファッション以外の出店需要で支えられている側面がある」などと分析している。


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